カラー後のダメージケアにおすすめトリートメント|プロが教える選び方・使い方・効果実感のコツ

カラー後のダメージケアにおすすめトリートメント|プロが教える選び方・使い方・効果実感のコツ

「せっかく可愛い色に染めたのに、1〜2週間でパサつきと色抜け…」その“あるある”、長年サロン現場で何度も見てきました。私自身もブリーチ直後は毛先がキシむタイプ。だからこそ、カラー後のダメージケアにおすすめトリートメントと、今日からできるケアのコツをわかりやすくまとめました。読み終わる頃には、色持ちとツヤを両立するルーティンが組めます。

“色落ち・パサつき・ゴワつき”の正体は?

カラーはアルカリでキューティクルを開く工程。ここで内部のたんぱく質や脂質(CMC)が流出しやすくなり、色素も抜けやすい状態に。結果、手触りの悪化・ツヤ低下・退色が加速します。だから対策は、内部補修+表面保護+色のキープの三位一体が鉄則。

まず押さえる3ステップの解決策

  • 内部補修:加水分解ケラチン・ケラミド様成分・アミノ酸で空洞を埋める。ボンド系(ジマレイン酸/コハク酸系)はブリーチ毛に特に有効。
  • 表面保護:セラミド/CMC類似脂質、カチオン性ポリマーでキューティクルを整える。γ-ドコサラクトンは熱で定着しやすく、ドライヤー前に◎。
  • 色のキープ:酸性〜弱酸性の処方、ヘマチンなどの残留アルカリケア、カラーデポジット(色素補給)トリートメントを週1〜2回。

Before→Afterの変化イメージは、きしみが“するん”と指通りに、くすんだ色が透明感のあるツヤ髪に。ここを目指します。

カラー後のダメージケアにおすすめトリートメントの選び方

ダメージレベル別の目安

  • 軽度(褪色しやすい・毛先のパサつき):デイリーはカラーケア用コンディショナー、週1で集中マスク。成分はアミノ酸/セラミド系。
  • 中度(アイロン頻度高め・硬さ/ゴワつき):リンスオフ+洗い流さないクリームで水分と油分のバランスを補填。γ-ドコサラクトン入りが便利。
  • 重度(ブリーチ・ハイライト):ボンド系マスクオイルを毛先に1〜2滴。摩擦レスに粗めコームでなじませるのがコツ。

プロが推す“タイプ別”アイテム例

  • サロン級の集中補修:ボンド系(例:OLAPLEX No.3/No.6)…切れやすい毛先の強度ケアに。
  • カラーケア特化:ケラスターゼ クロマ系マスク/トリートメント…色ツヤと柔らかさを両立。
  • ヒートスタイリング前:ReFa LOCK OILやNINEのオイル/バーム…熱ダメージから守りツヤ出し。
  • デイリーでコスパ重視:ミルボンやアリミノのカラーケアライン…大容量で続けやすい。
  • 色を補充したい:カラーデポジットトリートメント(ピンク・ベージュ・アッシュ系)…週1〜2で色味とツヤをチャージ。

特定ブランドに偏らず、成分と質感が自分の髪に合うかで選ぶのが一番の近道です。

効果を最大化する“使い方”のコツ

  1. シャンプーはぬるま湯&優しく:高温は色抜けの元。摩擦を減らす。
  2. 水気をしっかり切る:タオルで挟み、びしょ濡れ状態を避けると浸透が上がる。
  3. トリートメントは“毛先優先”→中間:粗めコームで均一化。3〜5分放置。
  4. すすぎは“ぬめりが少し残る”くらい:流し過ぎは保護膜も流れます。
  5. ドライ前に洗い流さないタイプ:クリームで内部、オイルで表面をコート。最後は必ずドライヤーで完全乾燥。

カラー直後1週間は集中ケア期間。週2回はマスク、日中はUV対策(帽子やUVスプレー)も忘れずに。

失敗しがちなNGと対策

  • 強洗浄シャンプーで毎日ゴシゴシ → 低刺激のカラーケア用に切り替え。
  • 自然乾燥で放置 → キューティクルが開いたまま退色加速。必ず乾かす。
  • トリートメントの“つけすぎ” → ベタつき・ぺたんこ髪の原因。毛先中心に適量で。

まとめ:今日から始めると、次のカラーがもっとキレイ

ケアを先延ばしにすると、退色は早まり切れ毛も増えがち。逆に、カラー後のダメージケアにおすすめトリートメントを賢く選んで正しく使えば、ツヤ・手触り・色持ちは確実に底上げされます。まずは今夜、ぬるま湯・水切り・3〜5分放置・ヒートプロテクトの“基本4点セット”から始めて、理想のうるツヤ髪を更新していきましょう。

キーワード: カラーリング,ダメージケア,トリートメント