
「丁寧にやってるのに、翌朝カサつく…」そんな声、現場で本当によく聞きます。実は、同じアイテムでも“順番”を少し整えるだけで手応えがガラッと変わるんです。今日はビューティーアドバイザー歴10年以上の私が、忙しい日でも続くリアルな手順とコツをカジュアルに解説します。
あるあるな悩み、思い当たる?
- 高い美容液を使っているのに、効果がいまいち。
- 寝る前はしっとり→朝起きるとつっぱる。
- 毛穴・くすみが抜けず、メイクのりが不安定。
原因の多くは「油分・水分の重ね方」と「落としの甘さ」。ここを整えると、翌朝のツヤと手触りがグッと上がります。
正解はこれ!基本の順番と理由
合言葉は「水分が先、油分はあと」。浸透しやすい軽いもの→フタになるこっくり系の順で重ねます。
- クレンジング(メイク日必須)
乾いた手・乾いた顔に1〜1.5プッシュ。小鼻→頬→額→目元の順で約60秒、指はすべらせるだけ。乳化して白く濁ったらぬるま湯で丁寧にオフ。 - 洗顔
弾力泡を顔に置き、こすらず30秒。ぬるま湯で20〜30回すすぎ、タオルは押し当てて水気をオフ。 - 導入美容液(ブースター)(任意)
ごわつきや浸透ムラが気になる人に。手のひらでなじませ、頬の高い位置から広げる。 - 化粧水
500円玉大を2回に分けて。手のひらで包み込む→乾きやすい目元・口元は重ねづけ。肌がひんやり吸い付く感覚が目安。 - 美容液
肌悩みに合わせて(保湿・美白・ハリ等)。全顔→気になる部位はもう1滴。摩擦はNG、手の体温でじんわり。 - 乳液
パール粒大。水分を抱え込ませる役。Tゾーンは薄め、Uゾーンは丁寧に。 - クリーム(またはナイトクリーム)
米粒〜パール粒大。乾燥・エアコン環境ならしっかりめに。手のひらプレスで密着させて完了。
ポイントメモ:アイクリームは美容液〜乳液の間に。レチノールやAHAなど攻めの成分は夜のみ・低頻度からスタート(週2〜3回)、刺激が出たら中断を。
忙しい夜は“3ステップ”に圧縮
クレンジング&洗顔 → 化粧水 → クリーム(または高保湿乳液)。これだけでも「水分→油分」の法則を守れば、乾燥ぐすみを防げます。余力がある日に美容液やパックを足して調整を。
プロ愛用の実力派アイテム例(コスパ視点)
- バームクレンジング:濃いメイクも摩擦少なくオフ。W洗顔不要タイプなら時短も◎。相場2,000〜3,500円。
- 導入美容液:発酵系やアミノ酸系で柔らか肌に。1,500〜3,000円台で優秀品多め。
- セラミド高配合美容液:乾燥・ゆらぎの鉄板。2,000〜4,000円でリピ買いしやすい。
- ナイトクリーム:シアバターやスクワラン配合の“こっくり系”。3,000〜6,000円。朝のふっくら感が違う。
肌タイプ別の一言アドバイス:
・脂性肌→乳液薄め+水分多め、クリームは目元口元だけでもOK。
・乾燥肌→乳液とクリームのダブルで“フタ”。
・敏感肌→アルコール・香料少なめ、成分数がシンプルなものを。
まとめ|“順番”は最高のコスパ美容
順番が乱れると、せっかくの有効成分も力を発揮できず、乾燥・ごわつき・毛穴詰まりの遠因に。今日から「水分→油分」の基本を徹底して、まずは3夜連続でトライしてみて。翌朝のツヤ、手触り、メイクのりがきっと違います。夜のスキンケアは順番が命!正しいやり方を解説したこの手順を、あなたの生活にフィットする形で続けていきましょう。
