
朝はキレイなのに、昼過ぎには頬が粉っぽくて小ジワが目立つ…乾燥肌あるあるですよね。カウンター時代、同じお悩みの方を何百人もタッチアップしてきましたが、コツは「選び方」と「塗り方」のたった二つ。この記事では、乾燥肌でもファンデーションがしっとり密着して、夕方までうるツヤが続く具体策をギュッとまとめました。
乾燥肌の「あるある」サイン、当てはまる?
- 洗顔後につっぱる/頬や口元がカサつく
- ファンデが毛穴や小ジワに入り込んで老け見え
- 時間が経つほど粉を吹く・ムラになる
- 下地を変えてもイマイチ密着しない
原因は、角層の水分・油分不足とバリア機能低下。強い洗浄、空調、紫外線や摩擦も乾燥を加速させます。だからこそ、ファンデーションの選び方は「保湿力」「仕上がり」「使用シーン」でジャッジするのが近道。
乾燥肌のファンデーション選び方【タイプ・成分・仕上がり】
タイプの選び方
- リキッド:水分と油分のバランスがよく、薄膜で密着。日常使いの本命。
- クッション:保湿系が多く、手早くツヤ肌に。お直しにも◎。
- クリーム:油分リッチで冬・乾燥が強い日に。カバー力も期待。
- パウダー:乾燥しやすいので基本は避け、使うなら下地でしっかり保湿+ごく薄く。
成分の選び方
全成分の上位に「グリセリン・BG」「ヒアルロン酸」「セラミド」「スクワラン」「シアバター」など保湿・エモリエント成分が入っているものを。乾燥によるくすみが気になる人は「ナイアシンアミド」配合も心強い。肌が敏感に傾きやすい時期は、アルコールや香料が強すぎないタイプ、パッチテスト済み表示もチェック。
仕上がりの選び方
乾燥肌はツヤ~セミツヤがベスト。マットは粉感が出やすく小ジワを強調しがち。季節で調整すると、夏は軽やかなリキッド、冬は保湿厚めのクリームやしっとりクッションが快適です。
崩れにくく潤い続く塗り方のコツ
- 下準備:化粧水→美容液→クリームの順でやさしく重ね、手のひらでハンドプレス。ベースを塗る前に1~2分なじませる。
- 下地:トーンアップより「保湿系」を優先。頬・口元など乾きやすい所は薄く重ね塗り。
- ファンデは少量スタート:顔の中心から外へ。スポンジは軽く湿らせ、こすらず「置いて→トントン」。
- 重ねるのは必要な所だけ:目元・ほうれい線は薄く。カバーはコンシーラーを点で。
- 仕上げパウダーは最小限:Tゾーンと目の下だけごく薄く。全顔は乾燥見えのもと。
- フィニッシュミスト:細かいミストで潤い膜。日中のメイク直し前にも活躍。
Before:粉っぽくムラ見え/After:内側から光るようなツヤ、頬のつっぱり感なし。時間が経っても小ジワにたまりにくい仕上がりに。
予算別の選び方とリアルな使用感
- プチプラ(約1,500~3,000円):保湿系リキッドやクッションが豊富。毎日使いに◎。伸びがよく、薄膜で整うタイプはコスパ抜群。
- ミドル~デパコス(約4,000~8,000円台):美容液成分が充実。ツヤの質感が繊細で、毛穴の凹凸もなめらかに見せやすい。
- クッションのレフィル式:詰め替えで経済的かつ衛生的。お直しも早いので忙しい日のお守りに。
チェックしたい表示:SPF/PAは日常ならSPF30・PA+++程度を目安に。全成分の前半に「水/BG/グリセリン/ジメチコン/スクワラン/セラミドNP」などが見えると保湿リッチな傾向です。香りやテクスチャーは好みが分かれるので、可能なら店頭でタッチアップか少量サイズで試して。
季節・シーンで使い分けるともっとキレイ
- 夏:軽めリキッド+日焼け止め。皮脂が出やすい小鼻はパウダーを点で。
- 冬:クリーム or しっとりクッション。頬と口元は下地を重ねて保湿バリア。
- 在宅・オフの日:色付き下地や薄塗りクッションで負担を軽く。
まとめ|今日から変えると、明日の肌がラクになる
合わないファンデのままだと、粉吹きやヨレで何度もお直し→摩擦が増えてさらに乾燥…という負のループに。今、保湿重視の選び方と薄膜密着の塗り方に切り替えるだけで、メイク時間は短く、仕上がりは上品なツヤに、写真映えもぐっとアップします。まずは手持ちのコスメで「下地は保湿系に」「ファンデは少量を中心から」「パウダーは最小限」を試して、次の一本は成分と質感で選んでいきましょう。乾燥肌でも、メイクはもっと味方になります。
