
「高発色のチークがほしいけど、派手すぎはイヤ」「夕方には血色が消える…」——カウンターでも本当に多い声。プチプラでも、いまはテクいらずで肌がきれいに見える名品が豊作です。10年以上BAをしてきて思うのは、正しい“質感×色×塗り方”さえ掴めば、チークはもっと味方になるということ。この記事では、プチプラ×発色×人気の最新トレンドと、今日から使えるプロのコツをまとめます。
いま多いチークの悩み、あるある3つ
- 色選びが難しくて、顔だけ浮いたり黄ぐすみする
- 朝はキレイでも、昼には発色が落ちてムラに
- 毛穴や凹凸に粉がたまって、近くで見ると残念
実はこれ、アイテム選びと塗る順番を少し変えるだけで解決します。
解決策:質感・色・塗り方の“3ステップ”で発色と持ちを両立
1. 肌質に合う「質感」を選ぶ
- 乾燥しやすい人:クリーム/リキッドで内側からにじむ発色。指でトントン、最後にスポンジで縁だけぼかすとヨレにくい。
- 毛穴・テカリが気になる人:微粒子パウダー/ポアレス系で凹凸をソフトフォーカス。毛穴を埋めずに“光で飛ばす”処方がベスト。
- ツヤが欲しい人:高輝度パール入りを“頬の高い位置だけ”に。全顔に広げないのが上品見えのコツ。
2. 似合う「色」を押さえる
- ブルベ:青みピンク、ローズ、モーブ。透明感が増して肌が澄む。
- イエベ:コーラル、ピーチ、アプリコット。ヘルシーで顔色が明るく。
- 迷ったら:ミルキーなコーラルは世代・TPO問わず万能。くすみ飛ばしにも◎
3. 「塗り方」で仕上がりを格上げ
- ベース→チーク→薄くパウダーでサンドイッチ。発色キープ&ヨレ防止。
- のせる位置は黒目の外側〜頬の高い位置。小鼻より内側に入れすぎない。
- 濃淡は3回に分けて薄く重ねる。境目だけ大きめブラシで空気を含ませるようにぼかす。
Before:毛穴が目立ち、血色がすぐ消える/After:ふんわり発色が一日中つづき、近くで見てもなめらか。
参考リサーチから読む「プチプラ人気チーク」注目株
参考リサーチ(2025)によると、プチプラの人気は機能性重視がトレンド。発色だけでなく、毛穴ぼかしやツヤ設計がカギです。
- フジコ メロメロチーク 01:リキッドがパウダーに変化。球体パウダーで毛穴を光で飛ばし、ミルキーなコーラルがピュアに発色。色持ちも上々。
- フジコ 水彩チーク:最新ランキングで上位。内側からにじむような透明感のある発色が得意。
- キャンメイク パウダーチークス:王道プチプラ。均一にのる粉質で、ナチュラル〜高発色まで幅広い。
- エクセル オーラティック ブラッシュ:グラデ設計で失敗しにくい。色持ちの良さも人気。
- セザンヌ チークブラッシュ:世代問わず万能。薄膜で重ねやすく、日常使いに最適。
- シピシピ ポアレスチーク:微粒子で凹凸をふわっとぼかす。毛穴が気になる人に。
- hince ロウグロウ デューイーボール:バーム質感で濡れツヤ。頬の高い位置にポンとのせて旬顔に。
- ETUDE ハートポップブラッシャーN:肌なじみの良い色とハート型デザインで気分も上がる。
肌悩み別・即効セレクトガイド
- くすみを飛ばしたい:ミルキーコーラル系(例:フジコ メロメロチーク)。頬の高い位置に横長に。
- 毛穴が気になる:ポアレス系パウダー(例:シピシピ)。ブラシを縦に動かし、毛穴の流れに沿ってON。
- 血色が続かない:クリーム→同系色パウダーの二層づけでロングラスティング。仕上げにミスト。
- 透明感を出したい:青みピンクやローズ。ほんのりパールで立体感をプラス。
価格とコスパの目安
プチプラの中心価格帯は約600〜1,800円。デイリー用は1,000円前後、ライブ感のあるツヤや機能性重視は1,500円台を目安にすると失敗が少ないです。
まとめ:チークを変えるだけで“今っぽい顔”はすぐ作れる
合わないチークのままだと、顔色が沈む・毛穴が強調される・老け見えするリスクも。逆に、肌に合う質感×似合う色×正しい塗り方を押さえれば、プチプラでもデパコス級の発色と持ちが叶います。まずは手持ちのファンデと相性の良い質感を選び、今日紹介した人気アイテムからひとつ試してみて。明日のメイク時間が短くなるのに、仕上がりは確実にアップデートできます。
