
「シェーディングが濃くなってしまう」「土っぽく見える」「写真で顔がのっぺり…」そんな悩み、実は“入れる場所と色選び”を整えるだけで一気に解決。ビューティーアドバイザー歴10年以上の目線で、プチプラでも驚くほど仕上がるコントゥア(小顔術)のコツを、初心者向けにわかりやすくまとめました。
1. 初心者がつまずきやすい“コントゥアあるある”
- 色が濃すぎて不自然に見える(黄みや赤みが強い影色を選んでいる)
- 入れすぎて顔が暗く見える(広範囲に乗せてしまう)
- 境目が線っぽい(ぼかしが足りない・道具ミスマッチ)
原因が分かれば解決は簡単。プチプラの優しい発色を味方に、最小量から“必要なところだけ”に入れるのが成功の近道です。
2. 失敗しないための基本戦略(選び方・色・入れ方)
色選び(最重要)
- イエベ肌:黄み寄りのアッシュ〜ややオリーブ系の“影色”が自然。
- ブルベ肌:赤みを抑えたグレー寄りの影色が馴染みやすい。
- 迷ったら:自分の眉パウダーより“ひとつだけ”暗い無彩色寄りを選ぶ。
質感とタイプ
- パウダー:初心者に最適。失敗しても払い落としやすく、ふわっと薄づき。
- スティック:ピンポイントに入れやすい。指orスポンジで素早くぼかすのがコツ。
- リキッド/クリーム:密着感◎。少量を点で置いて境目だけぼかすと自然。
入れる場所と順番
- 丸顔:耳前からあご先に向けてフェイスライン外側1〜1.5cm内側まで“薄く”。あご下にも少量。
- 面長:おでこの生え際とあご先に横幅を出すイメージで影を薄く。
- ノーズ:目頭下から鼻先の手前まで、眉頭の延長線に極細で。
- 下唇の影:下唇の中央下にちょん、上下にぼかすと立体感アップ。
- 順番:下地→ファンデ→コントゥア→チーク→ハイライト→仕上げパウダー。
ぼかしのコツ
- 境目だけを“外側へ”ぼかす。影の中心は触りすぎない。
- ブラシは斜めカット or 扇形。力は入れず、表面をなでる程度に。
- 濃くなったら、フェイスパウダーで上から“消しゴム塗り”が有効。
3. 今日から真似できる10分コントゥア(プチプラ編)
- パウダータイプをブラシに“ひとなで”。ティッシュで余分を落とす。
- フェイスライン外側に“影の三日月”を作るようにふんわり。
- こめかみ〜耳前にうすーく一刷け。横顔の立体感が出る。
- ノーズは眉頭の下だけ影を入れ、鼻先手前で止める。
- 下唇の下に点でのせ、上下に1cmだけぼかす。
- 最後にハイライトをTゾーン・目頭・頬の高い位置に。影と光はセットが鉄則。
ポイントは“少量×複数回”。一回で仕上げず、2〜3回に分けて濃度をコントロールして。
4. プチプラで揃えるおすすめタイプ&コスパ感
予算は1,000〜2,000円台で十分。ドラッグストアやバラエティショップで手に入ります。
- 三色グラデのパウダー:肌色や季節で色を混ぜられ、初心者向け。コスパ◎(目安1,000円前後)。
- デュアルスティック(影+ハイライト):1本で立体完成、ポーチに一本が便利(目安1,500〜2,000円)。
- 影色リキッド:薄膜でヨレにくい。時短派やマスク摩擦が気になる人に(目安1,200〜1,800円)。
代表的なプチプラブランドとしては、キャンメイク、セザンヌ、ヴィセ、エチュード、韓国コスメ系など。店頭で手の甲にのせ、赤みが少ない“影色”かを必ずチェックして。
5. よくある失敗と即リカバリー
- 濃く入れすぎた→フェイスパウダーを大きめブラシで上から重ねてトーンダウン。
- ムラになった→無色の下地を米粒分とり、指でトントン重ねて均一に。
- 写真で暗い→ハイライトをいつもの1.2倍、頬の高い位置を横長に入れてバランス調整。
6. まとめ|“薄く・狭く・ぼかす”がプチプラ成功の合言葉
コントゥアをしないままだと、写真やオンライン会議で顔が平面的に見えやすく、チークやリップの発色も活きません。逆に、プチプラで基本を押さえるだけで、顔の余白が締まり、小顔見え・目鼻立ちUP・化粧持ちまで向上。まずはパウダーから、少量で“薄く・狭く・ぼかす”。ここさえ守れば、初心者でも品よく盛れます。次の買い物で、肌に溶ける“影色”を一本、迎えましょう。
