
「ツヤ肌に挑戦したいのに、午後にはテカって見える…」「ハイライトが浮いて毛穴が目立つ…」そんな声、現場で本当によく聞きます。 私自身も20代はギラつき、30代で乾燥くすみ、40代が近づくと小ジワへの光の入り方が気になって、試行錯誤の連続でした。 でもね、コツさえ掴めば“自然に発光するツヤ肌”は誰でも叶います。この記事では、ハイライトの選び方と入れ方のおすすめを、プロの現場で培ったリアルなテクだけに絞ってお届けします。
1. ありがちなお悩み、まずは言語化しよう
- 朝のツヤが昼には皮脂テカに見える
- ハイライトが毛穴や小ジワにたまって逆に老け見え
- 頬がのっぺり、立体感が出ない
- 写真で白浮きする、ギラギラ見える
- 自分に合う色や質感がわからない
実は原因は“入れる場所・面積・質感のミスマッチ”。これを整えるだけで、ツヤ肌は一気に洗練されます。
2. 解決策:ツヤの“面”と“質感コントラスト”を制する
ステップA:ベースでツヤの土台をつくる
- 保湿は「薄く重ねて密着」が鉄則。化粧水→乳液→下地は、それぞれ米粒〜パール粒の量でOK。
- 下地はツヤタイプを“頬中心だけ”に。小鼻・おでこは皮脂抑え系でセミマットに分け塗り。
ステップB:“ゴーグルゾーン”に面でハイライト
2025年のトレンドは点ではなく面。頬骨の上〜目の下〜こめかみ〜眉下までを円弧でつなぐ「ゴーグルゾーン」を、 うすーく面で光らせるのがコツ。指の腹か、毛足の短いブラシで“磨くように”なじませて。
- 薄く2回が鉄板。1回でドンと乗せるより、サッと×2の方が透け感が出ます。
- 小鼻の横・ほうれい線上にはのせない。影と毛穴が強調されます。
ステップC:質感のメリハリで“テカり”を回避
- ツヤを入れたら、フェイスラインと鼻の横は微粒子パウダーでふんわり抑える。
- まぶたは指に残ったツヤを薄く。口角は避けると清潔感キープ。
色・質感の選び方(迷ったらここだけ読めばOK)
- イエベ肌:シャンパン、ピーチ、ゴールド寄りが血色よく見える。
- ブルベ肌:アイボリー、シルバー、ピンクベージュで透明感アップ。
- 毛穴が気になる日:大粒ラメは避け、微細パールかソフトフォーカス系。
- 乾燥が強い日:クリームやスティック。崩れが気になる日はパウダー。
Before:Tゾーンがギラつき、頬はのっぺり。写真で白飛び。
After:目周りにふわっと面ツヤ、フェイスラインはサラッと。肌が均一に見えて若々しい印象へ。
3. 種類別ハイライトのおすすめと使い分け
パウダーハイライト
崩れにくく、毛穴の上でもヨレにくいのが魅力。オフィスや長時間メイクにおすすめ。 プチプラなら繊細パールで濡れ感が出せるタイプ、デパコスは色のレイヤーで立体感を作れるパレットが人気。
クリーム/スティック
体温でとろけて“生っぽい”ツヤ。乾燥しやすい頬に最適。指でトントン→境目をスポンジでぼかすと毛穴レス見え。 仕上げにごく少量のパウダーを重ねるとマスク移りやヨレ防止に。
リキッド
下地やファンデに1滴混ぜて“内側からにじむ”ツヤ肌に。広い面に均一にのるので、ゴーグルゾーンのベースづくりにおすすめ。
リアルに推せるアイテムの方向性
- デパコス派:多色で質感調整できるパレット(例:繊細発光と血色カラーをミックスできるタイプ)。
- プチプラ派:高輝度パールで“濡れツヤ”が出せる単色タイプはコスパ良好。
- 時短派:スティックで直塗り→指でぼかす2ステップ。ポーチインにも◎。
- UV対策を兼ねたい:日中メイク直しでツヤとUVケアを両立できるタイプもチェック。
価格はプチプラで千円台から、デパコスは数千円台。まずは日常使いしやすい“微細パールのベージュ〜シャンパン系”が鉄板のおすすめです。 店頭では自然光に近い場所で頬骨に試し、首との差が出ないかも確認して。
4. ツヤ肌を長持ちさせる小ワザ
- ミスト→スポンジで“押さえる”。表面だけ濡らすより密着度が上がります。
- 昼のリタッチは“皮脂オフ→ごく薄パウダー→クリームハイライト少量”の順。いきなり重ねない。
- 目の下はコンシーラーを薄く。厚ぼかしはシワ強調の原因に。
まとめ:今日からできる3つのアクション
- ハイライトは“点”ではなく“面”(ゴーグルゾーン)で薄く2回。
- ツヤを入れたら、フェイスラインと鼻横はセミマットでバランス。
- 微細パールのベージュ〜シャンパン系からスタートして色迷子を回避。
なんとなくでハイライトを足すほど“テカり”に寄ってしまうのがツヤ肌の落とし穴。 今日のメイクから「面づくり」と「質感コントラスト」を仕込めば、会う人すべてに“肌きれい”と言われる仕上がりに一気に近づけます。 まずは明日のベースメイクで、頬の上にひと刷毛。あなたの骨格に合う“光”が、表情まで明るくしてくれます。
