
朝起きると毛先がホウキみたいに広がる、オイルをつけると逆にベタつく…このジレンマ、現場でも本当に「あるある」。でも大丈夫、コツと相性さえ合えば、乾燥毛でもツヤとまとまりはちゃんと戻ります。この記事では、10年以上サロン現場で検証してきた視点で「髪の乾燥に効くおすすめヘアオイル10選」と、失敗しない使い方をぎゅっとまとめました。
この記事を読むと:自分の髪質に合うオイルがわかる/ベタつかずしっとり仕上がる塗り方が身につく/明日からの朝の支度がラクになります。
1. 乾燥毛の「あるある」を具体化
- 夕方になるとパサつきと静電気で表面がふわふわ広がる
- 毛先が白っぽく見える・引っかかる・枝毛が増える
- オイルをつけると重くてペタン…でもつけないと広がる
- アイロン後のツヤがすぐ消えて、手触りがザラつく
原因は「水分・油分・キューティクル」のバランス崩れ。オイルは表面をコートして水分の蒸散を防ぎ、手触りとツヤを一瞬で底上げできる“今すぐ系”のレスキューです。
2. ベタつかずしっとり!プロの正解テク
- タイミング:お風呂上がり10分以内のタオルドライ髪に。水分が残っているうちがなじみ◎
- 量の目安:細毛は1滴、普通毛は2滴、太毛・くせ毛は3滴から。足りなければ“足す”が正解
- 塗布位置:中間〜毛先のみ。手のひらで温めてから毛先→中間→表面の順に
- コーミング:粗めコームでとかし、ムラづきを防止
- ドライ前後の2ステップ:ドライ前に保湿、乾かした後に1滴だけツヤ足し
- 成分で選ぶ:しっとり=アルガン・シア・ツバキ/軽め=ホホバ・スクワラン/熱ダメージにはヒートプロテクト配合
Before:毛先がザラついてまとまらない → After:指通りがスッと通る、光が面で返る“うるツヤ”に。
3. 髪の乾燥に効くおすすめヘアオイル10選
使用感・成分・仕上がりのバランスで厳選。ドラッグストアで買えるものからサロン御用達まで、乾燥毛が“即・変わる”ラインナップです。
モロッカンオイル トリートメント
アルガン由来でしっとり&ツヤの王道。広がりやすい髪を一気に落ち着かせたい人に。甘めの香り、仕上がりはサラつや。
ナプラ N. ポリッシュオイル
天然由来ベースでウエット感の表現が得意。髪だけでなくボディにも使えるマルチさが魅力。パサつく毛先の束感演出に◎
ミルボン エルジューダ MO
バオバブ由来オイルで硬い髪もしなやかに。ごわつき・太毛・広がりタイプの味方。ドライ前のベースづくりに向きます。
ロレアル パリ エルセーヴ エクストラオーディナリー オイル
万能タイプ。ツヤ出しと保護のバランスが良く、初めてのヘアオイルにも。アイロン前の摩擦ケアに。
ケラスターゼ ユイル クロノロジスト R
軽やかさと艶の両立。大人髪のパサつき・くすみ感を上品にカバー。仕上げの1滴でグロッシーに。
大島椿(ツバキ油100%)
日本の名品。毛先集中ケアや寝る前の“点付け”に最適。濡れ髪にごく少量でうるおいロック。
uka ヘアオイル Windy Lady
静電気・摩擦ダメージが気になる日に。なめらかな手触りで表面のポワポワ毛をスッと落ち着かせます。
ロレッタ ベースケアオイル
軽仕上がりで細毛さんでも重くなりにくい。ふわっと保湿し、指通りを自然に改善。
&honey ディープモイスト ヘアオイル 3.0
水分量にこだわったうるおい設計。カラー後のパサつき・きしみ対策に。甘め香りで気分も上がる。
YOLU カームナイトリペア ヘアオイル
夜用ケアに◎。就寝時の摩擦から守り、翌朝のまとまりがラクに。枕との擦れで毛先が荒れる人に。
選び方の目安(髪質別)
- 細毛・ペタン問題あり:ロレッタ/N.(少量)/YOLU
- 普通毛:モロッカン/ロレアル/N.
- 太毛・くせ毛・広がり:エルジューダMO/大島椿(超少量)/ケラスターゼ
- カラー毛・ツヤ不足:ケラスターゼ/&honey/モロッカン
4. まとめ:今日から変わる“2滴ルール”
乾燥対策を放置すると、静電気→枝毛→ツヤ低下→カラー退色の負のループに。逆に、今夜から「タオルドライ後1〜3滴+乾かした後に1滴」で、手触りとツヤは着実に改善します。大切なのは“量を欲張らない”“中間〜毛先だけ”“コーミングで均一化”の3点。あなたの髪は、正しいオイルと使い方で必ず応えてくれます。まずは1本、そして“使い方が9割”。今日から始めましょう。
