
朝はまとまってたのに、午後には広がって絡まる…そんな「パサつき問題」、わかりすぎる。サロンワークや撮影現場で10年以上髪と向き合ってきた私が、髪のパサつきを改善するおすすめケア方法を、今日からマネできる形でぎゅっとまとめました。正しい手順に変えるだけで、指通りとツヤはちゃんと戻ります。
1. あるある悩みを言語化(原因がわかると対策が効く)
- 手触りがザラつく・毛先が白っぽく見える(キューティクルのダメージ)
- 乾かすと広がる・雨の日に膨らむ(内部の水分・油分バランス乱れ)
- カラー後すぐゴワつく(アルカリ残留・熱ダメージの蓄積)
- 朝アイロンしても昼にはヨレる(保護不足&過度な高温)
パサつきは「乾燥」だけじゃなく、内部タンパク質の流出やキューティクルの欠損が大きな要因。だからこそ、表面のコーティングだけでは限界があって、洗い方・乾かし方・内部補修・頭皮ケアをセットで見直すのが近道です。
2. 今日からできる実践ケア(Before→Afterをつくるルーティン)
夜の基本ステップ(約15分)
- ドライ前ブラッシング:目の粗いブラシで毛先からもつれをほどき、摩擦を減らす。
- 38℃前後の予洗い1〜2分:お湯だけで皮脂やスタイリング剤の7割は落ちます。
- シャンプーは「頭皮」中心:アミノ酸系など低刺激を選び、指の腹でマッサージ洗い。髪は泡でなでるだけ。
- 内部補修トリートメント:中間〜毛先に塗布→粗めコームで均一化→3〜5分。根元は避けてふんわり感キープ。
- タオルドライは押し当て方式:こすらず水分を吸わせる。毛先をぎゅっと絞らない。
- アウトバス2点:ヒートプロテクト(全体)→オイルまたはミルク(中間〜毛先)。細毛はミルク、太毛・硬毛はオイルが◎。
- ドライヤーは根元から:20cm離し、根元→中間→毛先の順。仕上げに冷風でキューティクルを閉じる。
朝の時短ケア
- 保湿ミストでリセット:毛先中心に軽く湿らせると広がりにくい。
- オイル米粒〜小豆量:つけすぎないのがコツ。手のひらで温めて毛先に。
- アイロンは160〜170℃目安:一発で決めるためにブロッキング。通しすぎない。
- ヘア用UVスプレー:外出前のひと吹きで退色&乾燥を予防。
週1回のスペシャル
- 集中マスク:加水分解ケラチン・コラーゲン、セラミド、CMC系成分配合を選ぶ。
- 頭皮マッサージ5分:生え際→頭頂に向かって円を描く。血行が上がると毛先のまとまりも良くなる。
Before:ザラつき・広がり・静電気/After:指通りなめらか・ツヤ・まとまり。1週間続けると手触りの変化を実感しやすいです。
3. プロ目線のアイテム選び&サービス活用(自然な導入とコスパ)
- シャンプー:アミノ酸系(例:ココイル〜/ラウロイル〜)や弱酸性。乾燥毛は保湿重視、細毛は軽さ重視。
- トリートメント:内部補修重視。加水分解ケラチン、セラミド、マレイン酸/ジマレイン酸などのボンド系も◎。
- アウトバス:オイル(アルガン・ホホバ)=ツヤ&保護、ミルク=柔らかさ。ヒートプロテクトはメドウフォーム-δ-ラクトン等をチェック。
- UV対策:ヘア用UVスプレーは軽い仕上がりを選ぶとベタつきにくい。
- サロンメニュー:ヘッドスパで頭皮環境の土台づくり、酸熱・髪質改善系はハイダメージに有効。頻度は4〜8週目安、施術後は熱の当てすぎに注意。
- 価格感(参考):ドラッグストア品1,500〜3,000円、サロン専売2,500〜5,000円、サロントリートメント8,000〜20,000円前後。日常ケアを底上げして、サロンは要所で投資がコスパ良。
4. まとめ(今始めるメリット)
ケアを先延ばしにすると、枝毛・切れ毛が増え、カラーの色持ちも悪化してスタイリング時間がどんどん伸びます。逆に今日から
- 洗い方を「頭皮中心+優しく」に変更
- 乾かし方を「根元から+冷風仕上げ」に統一
- 内部補修とヒートプロテクトを毎回セット
この3つだけでも、髪のパサつきを改善するおすすめケア方法の核が押さえられます。明日の手触りが変わると、メイクやファッションまでキマる。あなたの髪は、正しい手順でちゃんと応えてくれます。
