
せっかく塗ったネイルが、ふとした拍子にパキッ…。サロンでも「前より爪が薄くて割れやすい」という声、多いんです。この記事では、割れる原因をサクッと整理して、今日からできる対策をカジュアルにご紹介します。私のサロンでも実践して変化が出やすかったコツを中心にまとめました。
“あるある”から始めよう:あなたの爪、こんな状態じゃない?
- 先端がすぐ二枚爪になる、引っかかりが気になる
- 水仕事のあとに白くカサつく、表面が粉っぽい
- ジェルを外した直後、薄くてペラペラに感じる
- 季節の変わり目に縦筋や欠けが増える
実はこれ、ほとんどが「乾燥」「栄養」「外的ダメージ」の三つに集約されます。まずは原因を知るところから。
爪 割れる 原因をプロ目線で分解
1) 乾燥(いちばん多い!)
爪はケラチンというたんぱく質の層。水や洗剤、アルコール消毒で油分が抜けると層がバラけて二枚爪や割れの引き金に。アセトン強めの除光液も乾燥を加速します。
対策:
- 水仕事は薄手のゴム手袋+作業後にハンドクリーム。アルコール消毒後はネイルオイルをひと塗り。
- 除光液はアセトンフリーを選ぶ。オフの回数は週1回以内に。
- 就寝前にオイル→クリーム→綿手袋で密封。2週間で「引っかかり減った」と感じる方が多いです(個人差あり)。
2) 栄養不足(内側の材料が足りない)
偏食やハードなダイエットで、爪の材料が不足すると薄くて割れやすい爪が生えます。血行が落ちると爪の“工場”(爪母)に栄養が届きにくくなることも。
対策:
- 毎食たんぱく質を手のひら1枚分目安(卵・魚・鶏むね・豆腐)。
- 鉄・亜鉛・ビタミンCを意識(赤身肉、牡蠣、納豆、ブロッコリー、海苔)。
- 朝に味噌汁+ゆで卵、昼にサラダチキン、夜に魚と豆腐…のように“積み上げ式”でOK。
爪は手で約6カ月かけて生え変わります。今日の食事が数週間後の爪を作る、のイメージで継続を。
3) 外的ダメージ(物理的ストレス)
缶を爪で開ける、シールをこじる、硬い爪切りでバチンと切る…これらは層割れの原因に。ジェルの無理オフやサンディング過多も負担大。
対策:
- 先端は爪切りより180〜240グリットのやすりで整える(往復がけは避け、一方向に)。
- ジェルはサロンで適切にオフ。セルフはベース一層残しを徹底。
- 日常で爪を“道具”にしない。ミニヘラやオープナーを常備。
4) 年齢・ホルモンの変化
保湿力や吸収力が落ちると、乾燥と栄養不足の影響が出やすくなります。だからこそ、保湿+たんぱく質の“ダブル強化”が効果的。
5) 病的サインの可能性
黒い縦線の急な出現、強い痛みや化膿、全体の黄色化が続く場合は皮膚科へ。自己判断で放置しないのが安全です。
今日からできる実践ルーティン(Before→Afterをイメージ)
- 朝:手洗い後にネイルオイル1滴→ハンドクリーム。通勤中も筆ペン型オイルでサッと。
- 昼:ボトルを開ける時は道具を使用。アルコール消毒後にオイルをひと塗り。
- 夜:シャワー後にオイル→クリーム→綿手袋10分。週2でやすり整形。
2週間で「先端の引っかかりが減る」、1カ月で「二枚爪が落ち着く」、3カ月で「厚みとツヤが戻る」ケースが多いです(個人差あり)。
自然に取り入れたいおすすめアイテム
- 筆ペン型ネイルオイル:塗りやすく外出先でも乾かない。1,000円前後でコスパ良。
- セラミドorシアバター配合ハンドクリーム:手洗いのたびに米粒2つ分。ドラッグストアで1,000〜1,500円。
- 180–240Gのエメリーボード:先端の層割れ予防に必須。数百円〜。
- アセトンフリー除光液:乾燥しにくく、カラーオフの頻度が高い人に。
内側ケアはまず食事で。サプリ(鉄・亜鉛・ビオチン等)は過不足が出やすいので、必要なら表示を守り、体調と相談して選んでください。
まとめ:行動しないリスクと、今すぐ始めるメリット
何もしないと二枚爪→割れ→欠けのループで、色もちは悪化、写真映えもしにくくなります。逆に、今日から
- 水仕事は手袋
- オイルは1日3回
- たんぱく質を毎食
この3つを回すだけで、指先のツヤと厚みが戻り、ネイルの持ちもぐっと安定します。爪は約6カ月で生まれ変わるもの。焦らずコツコツ、あなたの生活に合うリズムで続けていきましょう。
