
「朝は潤ってたのに、夕方には粉っぽい」「目元がカサついてファンデが溜まる」——40代に入ってから、肌の“いつものやり方”が急に合わなくなること、ありますよね。ビューティーアドバイザー歴10年以上の私も、現場でこのご相談を一番多く伺います。この記事では、40代のエイジングケアの始め方と、失敗しない基礎化粧品の選び方を、今日から実践できる形でまとめました。読み終える頃には、自分の肌に合うシンプルなルーティンと、2〜4週間後の変化がイメージできるはず。
1. 現状の悩みを具体化しよう(あるある編)
- Tゾーンはテカるのに頬はつっぱる「混合乾燥」
- ちりめんジワ・ほうれい線・毛穴のたるみが目立つ
- 去年まで平気だった化粧水がしみる、急に敏感に
- くすみ・シミが増えてメイクが映えにくい
40代は皮脂分泌とバリア機能が低下し、乾燥やごわつきが進みやすい時期。まずは「乾燥がベースにある」と捉えて、エイジングケアの始め方を設計しましょう。
2. 解決策:40代のエイジングケアは「低刺激×高保湿×UV」が基本
夜のルーティン
- クレンジング:摩擦レスのミルクorバームで優しく。濃いメイクの日だけしっかり。
- 洗顔:アミノ酸系の低刺激。泡で包んで10〜20秒。
- 化粧水:とろみ系やセラミド配合をハンドプレスで重ねづけ。
- 美容液(悩み別):
・小ジワ→低濃度レチノール(週2〜3夜から)
・ハリ不足→ペプチド
・くすみ→ビタミンC誘導体
・シミ予防→ナイアシンアミド - 乳液/クリーム:セラミド・シアバター・ワセリン少量で保護。
レチノールは赤み・乾燥が出やすいのでペースはゆっくり。刺激を感じたら休んで保湿に戻すのがコツ。
朝のルーティン
- 洗顔:ぬるま湯か低刺激洗顔で皮脂だけオフ。
- 化粧水→美容液(ビタミンCやナイアシンアミド)→軽めの乳液。
- 日焼け止め:SPF50・PA++++を“2本指分”で適量。日中は塗り直しで差がつく。
生活習慣のひと工夫
- 朝いちコップ一杯の水でめぐりをサポート
- たんぱく質・良質な脂質(オメガ3)を意識
- 枕カバーは週2回交換、顔をこすらない
- 睡眠は肌の“無料美容医療”。まずは+30分を目標に
Before/Afterのイメージ:2週間で粉ふきが収まりメイクのりが安定、1カ月で頬にツヤ感、3カ月で毛穴の影がふんわり見えにくくなるのが定番の変化です。
3. 基礎化粧品の選び方とコスパ重視の揃え方
まずはこの5点でOK
- クレンジング:ミルクorバーム(摩擦レス)
- 洗顔料:アミノ酸系
- 化粧水:セラミド・ヒアルロン酸配合の高保湿
- 美容液:悩み別に1本(レチノール/ビタミンC/ナイアシンアミド/ペプチド)
- クリーム:セラミドやワセリンでフタ
- +日焼け止め:必須アイテム
予算感と使い心地
- ドラッグストアで揃える場合:合計5,000〜8,000円程度でも十分。しっとり系のテクスチャーを基準に。
- 時短派:オールインワン(高保湿タイプ)+高機能UVでミニマル運用。
- 敏感肌:アルコール・香料少なめを選び、パッチテストを。
肝斑や深いシワなど“化粧品だけでは難しい”悩みは、皮膚科で相談を。ホームケアと医療の併用で最短距離になります。
4. まとめ:今すぐ始めるメリット
行動しないリスクは、慢性的な乾燥による小ジワ・たるみの加速と、シミの定着。逆に、今日から基礎化粧品を見直せば、メイクのりとツヤが戻り、自信も時間も取り戻せます。
7日間スタータープラン
- Day1:クレンジングを摩擦レスにチェンジ
- Day2:化粧水を2〜3回重ねづけ
- Day3:日焼け止め“2本指”を徹底
- Day4:夜だけレチノール開始(週2)
- Day5:枕カバー交換
- Day6:たんぱく質を1食+20g
- Day7:入浴→保湿ルーティンの固定化
40代のエイジングケアの始め方は、難しい理論より「続けやすさ」。あなたの肌は、正しい基礎化粧品と小さな習慣で、ちゃんと応えてくれます。今日から一緒に整えていきましょう。
