
朝起きたら頬がザラつく、いつものファンデが浮く…。季節の変わり目や生理前になると肌荒れがぶり返すと、気持ちまでどんよりしちゃいますよね。サロン現場で何千人もの肌を見てきた私も、忙しい時期は小さなブツブツや赤みと戦ってきました。大丈夫、原因をつかめば肌は必ず応えてくれます。
- この記事でわかること:肌荒れの原因/今日からできる改善スキンケア/買うべきアイテムの見極め方
あるあるから紐解く「肌荒れの原因」
こんなサイン、心当たりありませんか?
- 洗顔後すぐつっぱる、粉をふく
- 小さな赤いブツブツが頬や口まわりに点在
- 生理前にニキビが増える
- マスクや髪の毛が触れる部分だけ荒れる
主な原因はこの4つ。
- バリア機能の低下:乾燥や紫外線、摩擦で角層が乱れ、水分が逃げやすい状態に。
- ターンオーバーの乱れ:早すぎても遅すぎてもゴワつきや詰まりの原因。
- ホルモンバランスのゆらぎ:生理前やストレスで皮脂や炎症が動きやすく。
- スキンケアの思い込み:洗いすぎ、強い摩擦、合わない成分でさらに悪化。
肌荒れ改善のスキンケア:今日からの正解ルーティン
基本のステップ(敏感期はシンプルに)
朝:
- ぬるま湯でやさしく洗う(皮脂が多い人はアミノ酸系洗顔を泡立てて30~60秒)
- 化粧水:セラミド・ヒアルロン酸配合でひたひたに
- 乳液orクリーム:水分を逃がさない油分でフタ(こすらずハンドプレス)
- 日焼け止め:SPF30以上・PA+++以上を毎日。室内でもUV-A対策はマスト
夜:
- クレンジング:摩擦少なめのミルク/バーム/ジェルを指の腹でなでるように
- 洗顔は短時間・ぬるま湯で流す(熱いお湯は乾燥を招く)
- 化粧水→美容液(必要なら)→クリーム。敏感期はセラミド濃いめ+ワセリン米粒1~2つ分で保水・保護
- コットンパックは3分以内。長時間の貼りっぱなしは逆に乾燥
これだけで「洗うほどつっぱる→しっとりもっちり」「メイク浮き→密着」にチェンジします。
やめるだけで改善するNG習慣
- 強いスクラブ・毎日のピーリング
- 熱いお湯、長風呂直後に何もしない
- タオルでゴシゴシ、コットンで何度も拭き取り
- アルコール高配合や香料がしみるアイテムを無理に継続
生活習慣で土台から改善
- 睡眠:まずは6.5~7.5時間。深い眠りのため就寝90分前の入浴が効果的
- 食事:たんぱく質+ビタミンB群・亜鉛(卵/納豆/鮭/玄米/海藻)
- 環境:室内湿度40~60%、枕カバーはこまめに交換、マスクは肌当たりのやさしい素材に
- ストレスケア:深呼吸1分、軽い散歩で血流アップ
買うならコレ基準:コスパ重視のアイテム選び
- 洗顔:アミノ酸系(ココイルグルタミン酸など表示)で1,000~2,000円台
- 化粧水:多種セラミド(NP/AP/NGなど)やナイアシンアミド配合。2,000~3,000円台
- 乳液・クリーム:セラミド+スクワラン/シアバター。乾燥強い日はワセリンを薄く重ねる
- 日焼け止め:敏感期は「ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)」タイプが使いやすい
使い始めはパッチテストを。前腕内側に少量を塗り24~48時間様子見→赤みやかゆみがなければ顔へ。肌荒れが長引く、強い炎症がある場合は皮膚科やオンライン診療の利用も早道です。
まとめ:行動すれば肌は変わる
何もしないと乾燥と炎症が慢性化し、メイクのり悪化や色ムラ(炎症後の色素沈着)のリスクが上がります。逆に、今日から
- 洗いすぎストップ(短時間・低刺激)
- セラミド中心にしっかり保湿+クリームでフタ
- 毎日UV対策(SPF30/PA+++以上)
この3つを2週間続けるだけで、手触り・ツヤ・メイクの密着感が変わります。あなたの肌はちゃんと応えてくれる。無理せず、でもコツコツいきましょう。改善が乏しい、痛みやじゅくじゅくがある、急に悪化した場合は早めに皮膚科へ。あなたの「キレイ」を全力で応援しています!
