ドレッサーを開けるたび「同じ色のリップが3本…」「あの名品どこ?」なんてこと、ありますよね。私も現場で何百人ものコスメと向き合ってきましたが、化粧品は“増えやすく、古くなりやすく、散らかりやすい”の三重苦。でも大丈夫。この記事では、プロ目線の化粧品 整理 断捨離 方法をカジュアルに、しかも今すぐ試せる形でお届け。終わるころには、毎朝のメイクが5分短縮、無駄買いが激減、使うたびに気分が上がるコスメ棚に生まれ変わります。
1. あるあるな悩み、言語化してみよう
- 同じような色が増殖して使い切れない
- “いつか使うかも”で眠る限定品
- マスカラやリキッドがいつの間にか劣化
- 朝、探す・迷う・片づけるで時間ロス
私のクライアントさんでも「全部好きだから減らせない」が口グセ。でも見直すと、毎日使うのは全体の2割。だからこそ“選べる仕組み”が鍵なんです。
2. 解決!プロが推す「5ステップ」
STEP0:ゴール設定(最重要)
“毎日メイク一式が1つのトレーで完結”を目標に。これだけで行動がぶれません。
STEP1:全部出す&拭く
ポーチ・引き出しから一度すべて出し、アルコールシートで容器をサッと拭き上げ。粉飛びや皮脂を落とすだけで清潔感もモチベもUP。
STEP2:期限チェックで即断
- マスカラ・リキッドアイライナー:開封後3〜6カ月
- リキッド・クリーム系:6〜12カ月
- パウダー・チーク・アイシャドウ:12〜24カ月目安
「ニオイが変」「分離・ダマ・色が沈む」は処分サイン。肌を守る最短の断捨離です。
STEP3:自分軸で選別(A/B/Cの3軍制)
- A:毎日使う(デイリー)
- B:気分で使う(週1〜2)
- C:イベント・撮影用(たまに)
Aはトレーに集合、Bは引き出し上段、Cは保管ボックスへ。Aがあふれたら入れ替えサイン。似合わない色・肌に合わない質感は手放してOK。
STEP4:カテゴリ×見える化収納
- ベース(下地・ファンデ・コンシーラー)
- ポイント(アイ・チーク・リップ)
- ツール(ブラシ・スポンジ)
基本は“立てて見せる・ラベルで迷わせない”。ドレッサーの「利き手側・手前」はゴールデンゾーン。毎日使う順に左→右へ並べると手が勝手に動きます。
STEP5:維持のルール化
- 1 in 1 out(同カテゴリは1つ入れたら1つ出す)
- 月1でミニ棚卸し(期限・使用頻度を確認)
- 上限決め(例:リップは10本まで)
これだけで“リセット要らず”に。朝5分の時短は、1年で約30時間の余白になります。
3. Before/Afterをイメージ
Before:バラバラ収納で探し物→リップが乾く→結局いつも同じメイク。After:トレー1枚で完結、肌状態に合わせて選べる、メイクの幅が広がる。見える化は、美しさの最短ルートです。
4. おすすめ収納アイテム(自然に取り入れやすいもの)
- アクリル仕切りケース:色が一目でわかる。リップ・グロスの立て収納に最適(目安700〜2000円)。
- 引き出し用ディバイダー:ベース/ポイントを区切って“指定席”化(100均〜)。
- 回転トレー(Lazy Susan):スキンケアや香水の取り出しがノンストレス(1500〜3000円)。
- ブラシスタンド&速乾クリーナー:清潔をキープ、仕上がりも安定(数百円〜)。
- ラベルシール:カテゴリと開封日を記入。期限管理がぐっとラクに。
無印良品のアクリル、ニトリ・IKEAの仕切り、100均のスタンド類はコスパ優秀。まずは家にあるトレーや空き箱で“お試し配置”→使い勝手を体感→必要な分だけ買い足すのが正解。
5. 今すぐ始める
行動しないリスクは、肌トラブルとお金のロス(使えないコスメ=埋没コスト)。逆に、今日15分タイマーで「全部出す→期限チェック」までやれば、明日の朝が一気にラクに。あなたのコスメは、もっと可愛く、もっと使える。プロとして断言します。まずはA軍トレーを1枚、作ってみましょう。あなたの“キレイの時短”は、ここから始まります。